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2020-05-09

暗中模索の世の中へ

この場で、新刊の話題に触れることができたことは、きっと幸せなことです。
それほどまでに、新型コロナウイルスは、いままでの生活も社会も人間関係も壊したように思います。

毎日を自粛籠城の兵糧戦で過ごす夢酔にとっては、厳しい現状です。
でも、兵糧が尽きた、牙城が落ちた、そういう人もたくさんいます。
そして、その終戦に向けた兆しはまだ見えません。


政治が悪い。一言でいえばそういうことでしょうが、これは日本に限ったことじゃないし、第一いま誰が政権をとったとしても同じ結果になるだけです。文句をいいたい人もいる。それは事実です。ただ、テレビで燃料くべて促進させるような番組も多くて、疲れます。
房日新聞に寄稿しましたが、よほど昼間の時間に再放送の良作ドラマを観ている方が、どれだけ救われるか。「JIN-仁-」を観てどれだけ癒されたか。
こういうとき、アナログな人間は過度な情報に流されたりしません。すでに時代遅れなのですから、情報に乗り遅れて当然。品薄の流言飛語にも左右されない。つくづく時代遅れの男でよかったと思っています。
というのは、あくまで私見。現実はやはり甘くはないのです。

夢酔がエッセイを連載しているNNB南房総情報誌の記者評には、こうあります。
このままでは「自分のことは自分で何とかしろ」と言っているような気がしてならない。

なんとなくでしかありませんが、わかるような気がします。

大手企業や公的な仕事に就いている人ばかりが社会じゃないのですね。そして、自分の努力と創意工夫だけではどうしようもない天災人災もある。ワイドショーで好き勝手仰せの方々も、家庭の運動を促進して下さる方も、それさえ儘ならぬ生活者を置き去りにしている。

記者評から読み感じ、ああ、生きていることは戦いだなと、思い知らされました。
皆さんにとっては喉元過ぎて熱さを忘れた出来事でしょうが、房総はただでさえ昨年の台風以来の被害が尾を引いています。
コロナの前から地域経済の戦いは続いているのです。
だから、恥ずかしながら夢酔も、文句ばかり云ってらんないのですね。反省。

こちらも、毎日のようにお声をいただき嬉しく思います。
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幕末の頃と現代と、空気がどうでしょう。
よく偏った人が折に触れては「戦争になるときの空気に似ている」と訴えますね。どういう空気か、戦争を知らない世代には実感がわきません。まあ、幕末を知らない世代なのだから同様な口上ですけど。
幕末の若者って、現代の若者と違い娯楽や物資に恵まれていない分、目的に貪欲でギンギラギンだったのかな。
勤皇も佐幕も、攘夷も開国も、主義も思想も友諠も理想も、一種のボタンの掛け違えというだけで、誰が敵になったり味方になったりという部分が神様の配剤くらいデタラメだったと思うのです。

いま連載を頂いている2紙は幕末維新期の時代。
南信州新聞連載作品「やじより-松尾多勢子異聞-」は、50過ぎの勤皇婆が京で国学者であるゆえ長州と結び、歴史の裏方として熱くならないスタイルで時代に立っている。
西多摩新聞で令和薫名義の連載をしている「千人同心がゆく」はオムニバスなれど、一貫して公職である立場の人々が幕府側で時代に対処している。
今回の新刊「Ambitious渋沢栄一青春譜」は、尊皇攘夷を心掛け乍らひょんなことで一橋ひいては幕臣になってしまった、青年渋沢栄一の物語。前2紙とくらべて若さゆえの挫折や葛藤にまみれて、勤皇佐幕を越えた時代の参加者というスタンスを心掛けた。

現代は、どうでしょう。

すくなくとも武士社会だけが、幕末を動乱という。それ以外にとっては、徳川300年のほんのいっときで、騒ぐほどのことではなかったと思います。動乱だ、改革だ、転換期だと声に出す部分は、やはり幕末の空気にどこか似ているのかも知れません。
ただし全く異なるのは、それをけん引する人材が天と地ほどに少ないということでしょう。
人材。
幕末に早く命を落とした人材が平和革命で一致団結し全員が同じ方向に向くことが出来たなら、日本はとんでもない近代変革を遂げたに違いありません。それほどまで溢れた人材。幕末の何割ほどの者が、現代に人材と呼ばれているでしょうか。後世、日本の令和初頭に人材と指摘される人物はどれほど名を残すでしょうか。

とにかく今は、暗中模索の途中でしかありません。
わたしも、みなさんも。




戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
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