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2020-04-27

疫病退散

正直なところ、世界の誰もが、ちょっと疲れてきています。
でも、先もゴールもみえず、どうすることも出来ないのが現状です。
むかしの日本も、こういうことは起きていました。
江戸時代に三度流行したコレラ。いまの政府や自治体対応のように移動制限して対応しました。それでも多くの人が亡くなりましたが、日本人は疫病を乗り越えてきたのです。細菌ではないけど日本住血吸虫病もつい近年に終息宣言に至りました。答えは見つからなくても、どこかで答えを密びき出して、日本人は感染症の歴史を重ねたのです。
民間的な不安を埋めたのは、信仰であったり迷信だった。否定はしません。そこに生きる希望を見出せるなら、人は何にだって縋っていいし、その先で「日常に復帰」することが出来るのですから。
多くのお札が軒下に貼られて「〇〇除け」とかにされたことは、日本全国どこの村々にいたるまで、きっとあったことでしょう。


アマビエ。
流行しているそうですね。日本の妖怪です。
肥後国海中え毎夜光物出る。
所の役人行見るに、づの如く者現す。
私は海中に住、アマビヱと申す者也。當年より六ヶ 年の間諸国豊作也。
併し、病流行、早々私写し人々に見せくれと申て、海中へ入けり。
右写し役人より江戸え申来る写也。
        弘化三年四月中旬

瓦版いわく。
弘化3年4月中旬(1846年5月頃)肥後国(熊本県)、毎夜、海中に光る物体が出没していたため役人が赴いたところ、それが姿を現した。
それいわく。
「私は海中に住むアマビエと申す者なり。当年より6ヶ年の間は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ」
と予言めいたことを役人に告げ、海の中へと帰って行ったという。
このことは江戸にまで知られ瓦版に挿絵が描かれた。

その姿が、いま、イラストで流行していると、遅ればせながらETVの「日曜美術館」で知りました。


厚生労働省でさえ、この妖怪を拡散ロゴに用いているくらいです。
                         これ
                          ↓
000620716.jpg
ソース:新型コロナウイルス感染症について - 厚生労働省
      https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html


令和の信仰。
拡散のデータ化。
思い思いの個性。
クリエーターがそれを素材に、想いをイラストに変えて発表していると聞きます。タワーレコードWEBギャラリーにもたくさんありますね。プロからアマまで、ただ面白いというだけのことではないと思いますが、バリエーションゆたかな、よもや原型留めないものに至るまで、描かれています。
あのゲゲゲの鬼太郎テレビアニメ5期にも登場したそうですね。観ておりませんので印象はございません。
なお、原典たるアマビエの予言、「豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ」というものであり、断じて「絵を見せることで疫病が収まる」とは云っていません。
庶民の祈りin令和というところでしょうか。どんなに文明が進んでも、人間の根幹はやはり神頼みなのでしょうね。

なので、夢酔も書いてみました。没紙の裏に墨で殴り書きですから、とてもイラストに見える代物ではございませんが、気休めにもなりましたら幸いです。
                  IMG_20200427_0002.jpg
不易流行。
つい添えた四字熟語。
これは松尾芭蕉が生んだ俳諧理念です。
芭蕉の俳論をまとめた書物『去来抄』では、不易流行について、以下のように書かれています。

      不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず

      蕉門に、千歳不易の句、一時流行の句といふあり。
                  是を二つに分けて教え給へる、其の元は一つなり。


「不易」は時代の新古を超越して不変なるもの、「流行」はそのときどきに応じて変化してゆくもの。
しかし両者は本質的に対立するものではなく、真に「流行」を得ればおのずから「不易」を生じ、また真に「不易」に徹すればそのまま「流行」を生ずるものである。
「不易」と「流行」の根本は一つのものなのであり、芭蕉はそれを「風雅の誠(まこと)」とよんでいる。
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 

ようは、こういう流行は最先端でありながら、根っこは変わらぬ迷信に頼る心
夢酔なりの皮肉と親しみと希望を込めて添えたものにて、ご意見多様と思いますが得心いただけますれば幸いに存じます。
 
いまもむかしも、日本人はいとをかし。    







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