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散文小径

小説家です。時代小説を執筆しています。皆さまのご声援に支えられて描いております。よろしくお願いします。

φ(^▽^)

チコちゃんがいたら
「ボーッと生きてんじゃねえよ」
といわれるだろうことが多々あります。

読者からのご指摘をいただきました。

抜粋します。

「必ず」
「ならば、すぐにでも」
 頼朝はその策を採用した。献策した本人がやるのである。すべて自己責任なれば、誰も文句はいえない。ただし、うまくいくとも思っていなかったし、失敗しても何ひとつ状況は変わらないと、どこか軽視していた。
 京にいる当主・佐竹隆義は初代・昌義の子で、母が奥州藤原清衡の娘という関係だ。奥州との関係を密にしているから、物心共に支援を望める。その隆義の留守を預かるのが太郎義政をはじめとする子供たちだ。しかし、義政に大らかさが気に入らない弟・四郎秀義は、方針の食い違いで意見を対立させてきた。
 上総広常はそういう御家事情も承知のうえだ。当主不在だからこそ、この罠は発揮される。
 さっそく密書が佐竹家へ送られた。
「本日中に会って今後を計りたし」
 この誘いに、隆義は応じる気になった。一方の秀義は相手にしない考えだ。結局、隆義だけが約束された大矢橋へ現れた。
「こちらは家来を遠くに置いている。一人だけで来るべし」
 上総広常がそういうと、義政も家来を遠ざけて橋の中央まで歩いてきた。
 「佐竹は佐殿を認めぬか?」
 「父は朝廷から常陸介の御役を賜りました。朝廷すなわち平家。これは裏切れませぬ」
 「ならばもう何もいわぬ」
 そういうと、上総広常は息もつかせぬ早さで、佐竹隆義を刺した。あっという間のことだ。その場に崩れ落ちて、隆義は息絶えた。佐竹の家来達は降伏する者や、慌てて逃げ走る者もいた。
 この報せを聞くと、頼朝は金砂城へ兵を進めるよう下知した。

ええと。
すみませんでした。
途中で、隆義義政が混同しました。校正抜けです。次の回も、冒頭一か所、入れ違ってました。
なんでこうなったのかは、詮無きことです。
切腹とまではいきませんが、猛省します。駄目ですね、まだまだだ。

せっかくなので、この場面。
房州日日新聞読者向けの解説を入れましょう。


この佐竹義政を討った場面、人によっては大矢橋事件と称すものです。

石岡市から笠間へ抜ける笠間街道(県道355号)。石岡市と旧美野里町の境を流れる園部川をまたぐこの大矢橋が、その現場。
佐竹義政は縁筋にあたる上総介広常の勧告により頼朝との会見に応じ、国府に向かった。そして園部川にかかる大矢橋で謀殺されたのです。
殺された義政の首は橋の近くに葬られ、胴は少し離れた行里川に埋められたと伝えられています。
このことは『吾妻鏡』にも記されています。
抜粋してみましょう。

治承四年十一月大四日壬子。武衛常陸國府に着き給ふ。佐竹者權威を境外に及ばし、郎從は國中に滿る。
然者、楚忽之儀を莫くして、熟、計策を有りて誅罸を加へ被る可し之由、常胤、廣常、義澄、實平已下の宿老之類ひ群議を凝らす。
先ず彼の輩之存案を度らん爲、縁者たる上總權介廣常を以て案内遣は被る之處、太郎義政者即ち參ず可し之由を申す。
冠者秀義者、其の從兵義政於軼ぎ、亦父四郎隆義は平家方に在るので、旁、思慮有て、左右無く參上す不可と稱して當國金砂城于引き込む。
然而、義政者廣常の誘引に依て大矢橋邊于參ずる之間、武衛件の家人等於外に退かせ、 其の主一人於橋の中央に招き廣常之を誅令む。太だ速也。
從軍は、或ひは首を傾け歸伏し、或ひは足を戰はして逃走す。
 (『吾妻鏡』第一巻 治承四年十一月)


『吾妻鏡』は一次資料であり、幾分差し引いた描写になっているかも知れませんが、頼朝に関する事跡をきちんと記しています。騙し討ちしたことは捏造したい部分かも知れませんが、正直です。ゆえに信用に値します。

ご指摘いただきありがとうございました。
キチンと読者に向き合えること、とても有難いことと思います。






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