散文小径

小説家です。時代小説を執筆しています。皆さまのご声援に支えられて描いております。よろしくお願いします。

再考、東の関ヶ原

講演まであと一週間です。
原画展はもう始まっているので、じっくり鑑賞派は、この土日を有意義にご活用ください。
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    房日新聞記事

今回の講演テーマは、「東の関ヶ原」に絞ってみようと考えています。
これは「夏の波濤」後半で最大の見せ場である、関ヶ原の戦いの関東版。大河ドラマでは10秒足らずのナレ死にしたところで、誰もがご存じの濃州のことですが、この大将決戦1日で雌雄が決するほど簡単じゃないことは、実はみんな知らないこと。様々な複合戦のなかのひとつが関ヶ原であり、全国各地で、この時期に同時多発合戦が繰り広げられていたのです。

たとえば。
北陸の関ヶ原(前田利長vs丹羽長重・大谷吉継)
丹後の関ヶ原(細川幽斎vs小野木重勝)
伊勢の関ヶ原(冨田信高vs毛利秀元・吉川広家・長束正家・安国寺恵瓊)
九州の関ヶ原(黒田如水vs大友義統)
信州の関ヶ原(徳川秀忠vs真田昌幸)
北の関ヶ原(上杉景勝vs最上義光・伊達政宗)

これらは通称されている呼称だが、少しは勝手に命名したものもあります。

とにかくここに洩れているであろう局地戦も含めれば、常に毎日どこかで戦さがあり、本戦で雌雄が決するまで継続された。秀吉が死してこの一瞬、豊臣家の為政下でありながら群雄割拠が繰り広げられたことになる。
そして、今回きりとる舞台は「東の関ヶ原」。夏の波濤では36回にわたり物語を綴っている。里見家はこの戦いに参じ、総大将・結城秀康を支えた。
とりあえずは資料作成に勤しんでおります。
宇都宮を中心とした関ヶ原は常にスルーされてきたが、結城秀康は功第一位である点を見逃したらいけない。コネ論功説が定説だが、家康という人物は、昨年の大河ドラマで描かれたような軽薄さなどなく、もっと老獪で現実主義者だと思う。関ヶ原で勝利したからといっても、あくまで政権は豊臣家にあって家康は一家老に過ぎないのが当時。コネや贔屓で論功の是非を身内で占めたらどうなるか、重々承知している。関ヶ原で家康に与した豊臣恩顧の武闘派さえも、結城秀康ならと認めた「何か」がなければ、とてもこの論功には結びつかないのである。
里見家はこの「東の関ヶ原」で何をして加増につながったのか、改めて考えてみたい。
お楽しみに。
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戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
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