散文小径

小説家です。時代小説を執筆しています。皆さまのご声援に支えられて描いております。よろしくお願いします。

里見忠義考

 第一校正を進めています。
 連休の頃に、義康編が終わりました。忠義編を書き進めておりますが、色々と全面修復が必要となっており、進捗がうんと遅くなっております。事実として伝わっている部分の
「動機」
については、想像力を駆使しなければなりません。何よりも、いつの間にか生じてしまった、家臣団のなかの内部抗争が里見家の衰退を招いた一点であることを取り上げていかなければなりません。でも、誰と誰が、どのように諍っていたものか……やはり想像しかありません。
 板鼻の問題も、少し、整理しなくてはいけません。

 里見家にとって大きな障壁となるのが、大久保忠隣閥に属したがゆえの、幕府創世記に生じたふたつの事件です。
 岡本大八事件。
 大久保長安事件。
 この余波が、確実に里見家を呑み込んでいったのは間違いないでしょう。そして、徳川家康は、このあたりを巧みに用いて幕府勢力下の人員整理に結びつけたうえで、豊臣家一掃のために采配していくのです。

 里見忠義案愚説。
 敗者が常に背負う、根拠なき中傷誹謗でしょう。暗愚の証拠もなく、さりとて名君の確証も実態として見えてこない。
 このジレンマのような感覚は、武田勝頼によく似ています。
 長い間、甲州人からも勝頼は疎まれてきました。それは、先代の信玄が、神格化されたがゆえのことが起因です。しかし、勝頼は母の出自さえクリヤーできれば、きっと後世の甲州人に評価されただろうと思われます。この問題をじっくりと取り組んだ初見が、新田次郎氏の「武田勝頼(原題・続武田信玄)」だと思います。おかげでしょうか、現在、勝頼はそれほど世間から厳しい評価をされておりません。
 里見忠義にも、そういう刻がくればいいのですが……。



                  ◆    ◆    ◆



 お知らせです。


 倉吉せきがね里見まつり

 里見忠義終焉の地・鳥取県倉吉市。
 毎年9月第一日曜日に開催されます。東国の方は、その遠さを噛み締めることで、この地に流された里見家最後の当主の心中を実感できるのではないでしょうか?


 開催日  平成24年9月2日(日)
 開催場所 倉吉市関金町 山守小学校周辺
 お問い合せ
      「倉吉せきがね里見まつり」
        倉吉せきがね里見まつり実施委員会(倉吉市市民参画課内)
        TEL:0858-22-8159
      「里見時代行列」
        倉吉里見手作り甲冑愛好会(NPO法人養生の郷内 )
        TEL:0858-45-3988


 倉吉歴史マンガ「里見忠義」なるものもございます。


                  ◆    ◆    ◆



戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「2014年に里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」
 皆さまの温かいご声援をお願いします。

ポスター
 署名用紙はこちらに収納しております。
 活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの署名用紙をプリントアウトのうえ、支援の程よろしくお願いします!
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  1. 2012/06/10(日) 20:44:59 |
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