散文小径

小説家です。時代小説を執筆しています。皆さまのご声援に支えられて描いております。よろしくお願いします。

初狩紀行

放っておいたのだろうと疑われがちですが、
ちゃんとこちらもやってますよ

本日は小山田家と大月市郷土史研究会会長等のお招きで、大月市初狩にございます
小山田信茂首塚
に伺いました。


首塚へ行くのは、国道20号線沿いの小さな案内板が頼りです。3211.jpg3212.jpg
嘘のようですが、道は川へと下りて、道と中央本線の橋をくぐって反対側へ行くのです。3213.jpg
この水は余分な水道用水なのだとも、土地の方から伺いました。湧水を用いているのでしょうか。3214.jpg
こうして橋の向こう側へいくと、坂を登って川を渡ることになりますが、ちゃんと案内板もあります。3215.jpg
坂を登った先に、碑が建っておりました。3216.jpg
定説も大事です。
大河ドラマで興味を持つことも大事です。
でも。
裏切り者と嘲られずに、きちんとしている地元の想いは、余所者には理解できない純粋なものじゃないかな。近年になって、石田三成や明智光秀が見直されたように、小山田信茂をもう一度、一方的な決めつけ以外の考え方で評価の是非を問うことだって出来るのではないかなと思えるのですが。
3217.jpg

碑はあくまでも昭和に建てたモノ。
首塚の本命はこちらのようです。
201603211.jpg
湘南塔。
もとは墳墓だったそうですが、今はむかし。斯様な形で世に遺されてございます。




大月といえば、岩殿城。
つくづくと城山を見上げて、ふと思う。oyamadaiwadono.jpg
一方は切り立った崖だけど、背後はそうでもない。単独峰で尾根伝いに連絡も補給も出来ない。
本当にここへ勝頼が籠城したところで、一体まともにやれたんだろうか?
冷静に疑問視を傾けたら、おかしいなとは思いませんか。
国中境の峠を封鎖したところで、笹子峠だけでは用を為さぬ事は誰もが存じ上げのこと。
本当に、岩殿籠城策だったの?
仮定に過ぎませんが、本当は古府中要害山城へ行こうと思ったら、予想以上に人心が乖離してまともに戦える見込みがなく、今更岩櫃へも行けなくなったので岩殿へ
いきあたりばったりで即決したのではあるまいか。
そんな気がしてならないんですよね。
計画性の感じられない籠城策、それが勝頼岩殿落ちです。
小山田が誘ったというのも、後付設定ではあるまいか。トップダウンで決定後に通達されたから郡内民衆が拒否反応を示したのかもしれない。
まあ、どちらにしても、高遠の二の舞になるのは必定でしょうね。
岩櫃は支城からの補給路が想定できるし、長駆遠征は信長の嫌うところ。甲斐さえ落とせば目的はおおよそ達成されますから、戦略的にみれば真田に従うことが易はある。岩殿城の支城は、よくわからない。そもそも武田の持ち城だった説もあるくらいですから、小山田が好きに出来なかった拠点だったかも知れない。
勝頼は義経タイプという印象がある。
個々の戦さが強くても、長期展望の見通しが甘い。
岩殿に籠もったところで、やはり先は見えていたように思えるのです。
そう考えたら、小山田信茂はとんだとばっちりだったかもね……((((;゚Д゚)))))))








追伸。
3218.jpg
大月市の駅ナカ待合室に注目スポットがあります。
もう、皆さんは御存知ですか?
3219.jpg32110.jpg32111.jpg
真田が好きでたまらない方々にとって、真田は生き残るための綺麗な裏切り(複数回)で小山田は汚い裏切り(1回)なんだろうと思います。でも、地元にとっては、ちょっとキツイでしょうね。そういうことも頭の隅っこに置きながら、どうぞ真田にわーきゃー萌えて欲しいと思います。
当時の常識は現代の常識とは異なりますから、現代の物差しで評価を決めつけるのは無粋なものですね。
           32112.jpg


そういえば……小山田情報館開館記念の講演会をやらせていただいたのは、
たしか去年の3月29日
そろそろ、1年経つんですね。
準備稿、まだ出来てません。御免なさい。







首塚を巡っている最中に、山鹿先生からお電話を頂戴しました。
「秋の幻」の挿絵をそろそろ始められるそうな。素材資料の提供依頼です。いよいよ始動、ありがたいことです。












戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」
 皆さまの温かいご声援をお願いします。


公式HPはこちら里見氏大河ドラマ化実行委員会

ポスター
 署名用紙はこちらに収納しております。
 活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの署名用紙をプリントアウトのうえ、支援の程よろしくお願いします!


人気ブログランキングへ


にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村

スポンサーサイト
  1. 2016/03/21(月) 21:35:21|
  2. おやま~小山田
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<新府城、落城の賦を歩く | ホーム | 里見の日 アフター>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://musuitouzan.blog.fc2.com/tb.php/269-ba0dcc0a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)