散文小径

小説家です。時代小説を執筆しています。皆さまのご声援に支えられて描いております。よろしくお願いします。

つれづれ

昨日は夢酔の生誕の日でした。

また無駄な歳の取り方をしてしまった……

身延のこともまだまだ不勉強ではござるが、準備稿では義信事件のくだりに来てござる。
小山田視点で描こうと思うとき
ついつい義信事件のあたりが通説に従っていいものか悩むのでござる。
ええと、義信事件って……皆さま御存知ですよね?

永禄八年(1565)一〇月、飯富虎昌をはじめとする武田義信側近達が、彼を甲斐新国主に擁立するため武田信玄を謀殺しようと企てた陰謀が発覚した。事前の露見により、義信は東光寺に幽閉。首謀者・飯富虎昌ら八十人が処刑、または追放された。
義信謀反事件の真相は明確ではないが、どうも『甲陽軍鑑』の記述に通説は引き摺られている気がする。その『甲陽軍鑑』にしてもリアルタイムの史書ではなく、事件の日付すら誤っている代物だから、世間に憚られた四方山が秘められている気がしてならない。このあたりは、偉い学識の先生たちがこれからも掘り起こして下さるだろうから、小説は多分に創作に頼る部分があるのである。


小山田情報館の講演でもお話ししましたが、甲斐国は武田氏一統のようでありながら、河内の穴山・郡内の小山田が同盟関係となって、ようやく一体になる恰好です。信玄の強いカリスマ性で表形上では一体でも、根は三者同盟。
この穴山家に、義信事件の首謀者がいます。
穴山彦八郎信嘉。
彼は信玄よりも義信に代わることを望んだようです。何故でしょう。ここに義信事件の鍵がありそうです。
そもそも義信事件の土台は、信玄が駿河侵攻を望んで織田信長と結び、勝頼の正室に織田縁者を迎えた事への反発ということになっています。このことが表面化してすぐにクーデターが起きたのですが、失敗した。でも、その突発的クーデターは不自然です。事前に準備期間があったのではないでしょうか。そうなると、駿河侵攻の意思表示が理由というのは、どこかで矛盾になる。父子の確執にしても、世にいうほど不仲を強調するものはない。信玄にとって事件が発覚するまでは、後継者は義信以外におらず、結果後継者である勝頼は視野にも及んでいなかったのではと思います。
通説を疑うことは大事ですが、対案は学識がないので単なる想像に過ぎない。
たかが小説ゆえと開き直って、この持論を展開していくまでです。
恥ずかしいからここでは表記しませんよ。

そして。
学識者からはきっと笑われそうな持論。
郡内小山田家の家督は、この義信事件の頃に、弥三郎信有から信茂に代わります。通説では、信有病気による早世ということになっていますが、実際のところ義信事件と無縁だったのでしょうかね。
穴山彦八郎信嘉は事件首謀者のひとりとして、やがて身延山の塔頭で切腹させられたとあります。ただ、身延山のどこでなのかは、よく分かりません。身延町教育委員会に照会し、ご多忙中にも関わらずご迷惑をかけている次第です。
なんか、引っかかるのですよね。
ここも小説ならではの持論でしかないので、割り切っていくしかない。

ところで身延ネタで寄り道ですが、
以前、お万の方のことを書きました。覚えてますか?
彼女と里見家の繋がりがみえないという声を頂きましたので、雑ぱくな略系図を作ってみました。ご参照ください。IMG_20150803_0002.jpg

ひとつ歳をとってみたものの、やはり生みの苦しみを楽しむ日々に変わりなし、です。



ところで夢酔、歴史研究会なる会に参加してみました。
150613_121326.jpg
こういう会なんですよ。
">歴史研究会
研究者が多いので、創作家には刺激的な環境です。
いつか持論が書ける分際になれればと思っております。










戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」
 皆さまの温かいご声援をお願いします。


公式HPはこちら里見氏大河ドラマ化実行委員会

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 活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの署名用紙をプリントアウトのうえ、支援の程よろしくお願いします!


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  1. 2015/08/07(金) 12:44:14|
  2. 閑話休題
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