散文小径

小説家です。時代小説を執筆しています。皆さまのご声援に支えられて描いております。よろしくお願いします。

宗誾って、誰?

お題からイキナリでございますが、この話題を取り上げたのは、ほんの一昨日のことがきっかけでございます。

一昨日の晩、夢酔は全国里見一族会の里見会長と電話でお話ししておりました。
丁度、その日の房州日日新聞連載紙面に登場していた人物が、宗誾です。この宗誾って、実在の人かと訊ねられましたゆえ
「はい」
とお答えしました。しかし、作品のように訪房したかは定かでなく、まったくの創作でございます。

宗誾って、誰?

これは法名なので、俗名を記せば
「ああ」
と反応される歴史ファンもおられるでしょう。
彼は、元駿河国主・今川氏真です。
えっ、わからないって。彼の父は桶狭間で織田信長に討たれた今川義元。その跡を継いだのが、今川氏真。
今川氏真という人物は、決して高い評価を得ていないですよね。
かなり教養が高かったということは伝わっていますが、実は文武に秀でていたことまでは知られていない。綿谷雪・山田忠史編『武芸流派大事典』(新人物往来社、1969年)によれば、新当流を納めたことになっています。
国を滅ぼした大名に対して世間の風当たりは厳しいもの。20年前までは武田勝頼だって酷評されてました。仕方ないですよね。歴史は勝者によって紡がれてしまいます。

さて、宗誾こと今川氏真は、武田信玄に駿河を奪われたのちは徳川家康に身を寄せていたことが記録で把握できています。天正5年頃より氏真の名乗りを宗誾に改めています。天正11年から19年までの間、記録からぷっつりと足取りが消えてしまいます。
「夏の波濤」に登場するのは、この記録から姿を消した間のことです。
創作しても多少は世間に甘えられそうな時期をチョイスしました。

史実の宗誾ではない、小説だけの独自設定を用いて、彼は安房で里見義頼と対峙することになります。
その独自設定……妻の出自が、本当は……という部分は、本日1月15日号に登場しております。
まだ読んでいない方のために、ここでは伏せておきましょう。


夢酔は今回、里見を題材としながらも、様々な同世代の実在人物を「夏の波濤」に散りばめました。
みなさんの知る人物も、初めて聞く人物も、これから登場します。
お楽しみに!







追伸
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ワシは連載と自分のblogで手一杯だ。
誰か、里見の伝道師となって世に布教してください。about_rekishijin.jpg









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  1. 2015/01/15(木) 20:56:39|
  2. 随筆・あっそう!里見発見伝
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