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2020-07-17

パンデミックジャパン

GoToキャンペーンという政策は、いいとも悪いともどちらにも受け取れるものです。少なくとも都内で300人近くまで新規感染者が浮上してこない限りでは。ただし現実は、第二波の懸念が色濃くなりました。地方へ拡散する人間の移動促進政策、ここは政治討論場じゃありませんから、批判も肯定もいたしません。
ただ、察してとしか云わない。
それが、答えです。


それだけ広範囲の移動は、ハイリスク。
移動する人もリスクがあり、迎える人にもリスクがある。
検査で陰性だったのは検査時点までのことで、その後に感染することもある。

ずばりパンデミックジャパンです。

令和の世相。
夢酔は安政年間の準(なぞら)えと感じています。安政年間は、現代の世相に通じるものが多かった。いま流行のアマビエなどは、安政年間にブームがありました。疫病除けにお札となった。これが現代のSNS拡散ですよね。夢酔も自作してデスクに貼ってますが、シャレのつもりで他意はございません。
IMG_20200427_0002.jpg
このアマビエ同様、山梨県立博物館学芸員がみつけたのが、ヨゲンノトリの記録。
このことは小山田信茂公顕彰会HPで月イチ連載している「郡内おやまだ散歩のお誘いagain」に、2か月後の話題提供予定です。原稿を書いたのは4月ですから、公開時には旬を逸してしまうけど仕方ない。更新期間を縮めると、夢酔もほかの連載とのバランスで パンク しちゃうので、申し訳ない。
アマビエに疫病終息を願う人。
ヨゲンノトリに疫病除けを願う人々。
想いは一緒です。


山梨県御城印第一号の岩殿城。
スタイリッシュで、季節や時節や旬なタイミングで限定デザインを展開する、注目の御城印です。
疫病退散
強いメッセージを込めたヨゲンノトリバージョンが展開中です。
ヨゲンノトリ御城印
「岩殿山ブログ」より写真引用転載

ヨゲンノトリはアマビエのように抽象的なことを云わなかったそうです。
  如図なる烏、去年十二月、加賀国白山ニあらわれ出て、申て云、
  今午年八・九月の比、世の人九分通死ル難有、
  依テ我等か姿ヲ朝夕共ニ仰、
  信心者ハかならず其難の(が)るべしと云々

                               『暴瀉病流行日記』
御城印ですが、ちょっとしたお守りや気休めになるなら、これもアリでしょう。
興味をお持ちの方は大月駅前案内所までお問い合わせください。

さてさて。
どこまでが不要不急の外出になるものかは分かりません。
しかし、個人的にはGoToなどと云えない出来ない、そんな気分です。単行本の営業で県を越えた期間はたった1週間、ぜんぜん営業になっていないのが現実。
それでも我慢している夢酔は、バカ正直なのでしょうね。






いつもの宣伝よろ。
「Ambitious渋沢栄一青春譜(つむぎ書房)
絶賛発売中
お買い求めは最寄りの書店またはAmazonへ
※Amazonレビューいただきました!
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「聖女の道標(西多摩新聞出版)
重版出来、絶賛発売中
お買い求めは西多摩新聞出版へ。

seijyoP_2020060615181860a.jpg

戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」
 皆さまの温かいご声援をお願いします。


公式HPはこちら里見氏大河ドラマ化実行委員会

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 活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの署名用紙をプリントアウトのうえ、支援の程よろしくお願いします!


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2020-07-13

幕末の景色

よく思うんです。
幕末に溢れていた最たる早逝人材が、のちの世まで命と技をつないだとしたら、日本は列強に劣らぬ化物みたいな国にならなかったかなって。

まあ、その全てとまでは云いませんヨ。


勤皇、佐幕、開国、尊皇攘夷……日本がめざすべき何かしらの景色は、誰の目にも同じものが映っていたんだろうと思う。
でも。
見えている景色の色がそれぞれ異なっていた。
それが、幕末なのだろう。

渋沢栄一しかり。
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松尾多勢子しかり。
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千人同心またしかり。
20200710_西多摩新聞千人

戦国モノの多い夢酔ですが、多面的に維新を観ることで、のちのちから現在までに至る世の中のでたらめ加減と正しさを見比べて見たい。そう願っている一面があるようです。
みなさんは、勤皇、それとも佐幕で、贔屓目ですか。ニュートラルですか。





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2020-07-09

女傑はつよし

好評発売中の「Ambitious渋沢栄一青春譜」(つむぎ書房)。これ平成初頭の草稿焼き直しであることは、皆さまもご承知のことです。
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同じような、お蔵入りからの回帰作品は、実は夢酔の場合よくあるのです。

南信州新聞で連頼されている「やじより-松尾多勢子異聞-」という作品もそうです。
長いこと宙に浮いていたこの作品が拾われたのは、本当に幸運の女神様の前髪を掴めたおかげでしょう。昨年秋に中津川へ赴かなければ、このことはなかった話です。縁が縁を紡いで、連載が決定したのはあっという間でした。
でも、松尾多勢子という歴史上決して有名ではない人物を発掘できたことも、夢酔にとってはやはり偶然でした。
常人のやらないことをやってみせる行動力。これが多勢子の原点でした。その魅力に気付いていた人は多く、多勢子を扱う小説は多いのです。このことは萩原タケにも共通しています。
夢酔のなかで、多勢子とタケという二人の女傑には共通するものがありました。
揺るぎない信念に支えられた行動力、それを理解する周囲の力です。
そして夢酔は二人の、ただの伝記を記そうとは思いませんでした。
タケは単行本化する際、連載原稿分の倍の加筆をしました。接する誰もがタケにより浄化されていく、その清々しさを追加しています。サブキャラがタケで生かされていく様を加えたのです。森山慶三郎は「坂の上の雲」では海軍士官の姿しか描いていません。タケと接した慶三郎には軍人臭さがない、敢えてそうしました。このことが良かったのか分かりませんが、慶三郎のお孫さんからは作品の理解をいただき安堵しております。
松尾多勢子については、終始、品川弥二郎との友情物語を大柱にしています。生涯のうちで、多勢子と弥二郎の接点は多くないでしょう。むしろ国学者や岩倉具視一家の方が長く太いかもしれない。しかし友情とは上っ面のものではないと、薄甘いことを信じています。エセ野郎と笑われるかも知れませんが、40年来顔も声も合わせていない相手に覚える友情をまだまだ夢酔も忘れておりません。人なんて、存外そんなもんじゃないですかね。仕事を離れたとき、それでも糸のような縁を大事にしてくれるのが友情じゃないでしょうか。

さてさて。
松尾多勢子という女傑を描いた著者の中で、これ以上はないという名書を生んだのが、アメリカ人のアン・ウォルソール女史。「たをやめと明治維新」という著書、ここに多勢子像にはじめて接したことが記されます。それは、飯田信用金庫山本支店ロビーの松尾多勢子展。
こういう展示ではじめて接し、原動力になったことは理解できます。夢酔も萩原タケとの出会いが、一種、これと同じだったからです。別作品の調査中、五日市郷土館のパネル写真に圧倒されました。その準備草稿は、パネル展をみた3日後には出来たくらいの衝撃です。
面白い現象ですが、アン・ウォルソールさんの本に似たような印象を感じたことで
「案外、作品がうまれる最初はこんなものかな」
という気にはなっています。

現在、やじよりは天狗党の章になっています。南信州へと向かってくる天狗党。飯田藩主は徹底抗戦を命じますが、どうなることか。
この天狗党。ご紹介した「Ambitious渋沢栄一青春譜」にも水戸出身の一橋慶喜側から視点の描写があります。また、現在、西多摩新聞で連載している「千人同心がゆく」においても、天狗党対応が大きなこととして扱われます。南信州観光公社では『ふるさと再発見の旅・幕末南信濃信州飯田城と水戸天狗党の足跡を追う』という地域限定企画もあるようで、ひょっとして天狗党はホットな話題なのかしらと思わずにいられません。

夢酔は女性を扱う作品がなぜか多い。
まだお蔵入りの物にも、ある。例えば会津藩の日向ユキだったり、下田のきちだったり。はやく陽の目を見せてあげたいですが、それもまた実力と縁なのでしょう。
夢酔自身、大勢の女傑に尻を叩かれています。
そのおかげで人の縁も頂いている。そういう性分なのでしょうね。嫁はんの尻に敷かれても、もう文句をいうまい。うん。

中津川も南信州も、このたびの大雨で恐い思いをされた方が大勢いらっしゃったと思います。
心より御見舞い申し上げます。




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