本日の房州日日新聞で、鎌倉散策の記事が載った。
記事はクリックしてところどころで「春の國」を用いた記述を頂いた。懐かしいと思う方も多いのでは?
夢酔版
里見正史作品の原点が、「春の國」。
青岳尼を巡る部分だけを描けばいいやと思っていたのが、義堯・義弘の最期まで描くこととなり、続編「夏の波濤」「秋の幻」や前日譚「冬の光」にまで拡がった、思い出深い作品です。
この作品を描いていた当時は、鎌倉もたまさかに足を運びました。極める程ではないし、あれから名所や味処も変わっただろうな。若い時分には軽薄に夏場の憧れを垂れ流したものですが、すっかり枯れた今となっては、どこか居心地の悪さを覚えてならん。歴史に逃げ込むくらいが丁度いい爺となった次第です。
鎌倉に里見の足跡があるなんて、意外でしたか?
八犬伝じゃない、実在の息吹は、ちゃんと残っているのですよ


明日から3月。
春を探しに鎌倉へおいでませ。勿論、里見の足跡もお探しされますよう、お願い申し上げます。
戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」
皆さまの温かいご声援をお願いします。公式HPはこちら
里見氏大河ドラマ化実行委員会
署名用紙はこちらに収納しております。
活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの
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- 2017/02/28(火) 21:16:23|
- 随筆・あっそう!里見発見伝
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講演会前日、南房総へ参じました。前日は荒れて、東京湾フェリーが欠航していたそうです。この日も波は高かったです。

今回で三回目となります「夏の波濤」原画展。ギャラリーsfkの特徴は、絵画や展示を音楽と融合したライブに組み合わせるところ。今回も1回目でお願いした馬頭琴奏者の美炎さんが演奏してくれます。楽しみです。

今回描かれたのは、里見家にとっての関ヶ原です。



講演会では、里見家の属した結城秀康の隊、すなわち宇都宮布陣隊の視点を軸にした「東の関ヶ原」をお話しするつもりです。当日、日頃よりお世話になります高野山妙音院さんで神妙に拝ませていただきました。

御住職は御不在でした。
妙音院はこういうお寺です。先週も火渡りをやってたようです。
高野山真言宗妙音院隣の慈恩院で、里見義康さんの墓前にも手を合わせてきました。今日は綺麗に掃除されていて、華美な印象を受けました。
里見茶屋でギャラリースタッフやライブ奏者ともども差入れのため、
里見団子を購入しました。

興味のある方は、
「里見茶屋」をクリック


先日、テレ東で放送した番組で藤田朋子さんが立ち寄りました。朝の番組ですが、結構好きですよ、あの番組。サイン色紙が飾ってありました。

ひょっとしたら藤田さんの隣に、夢酔のサインがあるかも。誰か調べてきて、こっそりコメント欄で教えてください
さてと。ギャラリー控え室で、美炎さんから
「房総は馬にちなんだ地名が多いけど、頼朝伝説となにか関係が」
などと、ざっくばらんな歴史話をしました。演奏される御三方にとって、歴史とは学校で暗記させられるキツイものという印象があったようです。まあ、そうでしょう。先生は余計なことを授業で教えられませんもの。でも、
何かの流れの中で結びつくストーリー性がわかるなら、もう少し歴史も楽しくなるのだろうなと思って頂けたようです。ミュージシャンとして各国各地を旅する方々なので、先々の歴史から得られるパワーがあるかも知れませんね。
余計なお話しでした。

この日は座りきれない程のお客様がお見えになりました。すごいな。県外からも足を運ばれた方がいたようです。勿論、美炎さんの演奏を聴くため

夢酔ではとても集客できません。
講演内容の「東の関ヶ原」は、演奏1部と2部の隙間でお話ししました。20分ほどの詰め込みだったので、皆さんには分かり難かったかも知れません。
宇都宮の結城秀康は何もしてないような印象ですが、国境地帯の情報戦は熾烈だったと思います。局地戦もあったという江戸時代の書き物もあります。でも、結城秀康は上杉よりも佐竹を抑えたんだという気がしてなりません。関ヶ原付随戦のなかに、この布陣がもっと多く取り上げられる日が来ることを期待します。
CDにサインを頂きました。
「せっかくなので三人で」
とお願いしたところ
「署名」
と前田さんに切り替えされました。
天との約束皆さんも演奏を聴いてみてください。ストレスフルな日常が洗われる心地になりますよ

ちょっと私的な用もあり、最後まで演奏を聴くことができず中座でお暇になりましたが、お出でになりました皆様に、心から感謝と御礼を申し上げます。
秋の幻は現在連載中ですが、原画展は2017年中の予定にございません。たぶん、来年の今頃でしょうか。告知が出来る日を、心より楽しみにしております。今回の旅でお世話になりました皆様に、あらためて厚く御礼申し上げます。
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- 2017/02/20(月) 21:52:16|
- 随筆・あっそう!里見発見伝
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講演まであと一週間です。
原画展はもう始まっているので、じっくり鑑賞派は、この土日を有意義にご活用ください。
房日新聞記事今回の講演テーマは、「東の関ヶ原」に絞ってみようと考えています。
これは「夏の波濤」後半で最大の見せ場である、関ヶ原の戦いの関東版。大河ドラマでは10秒足らずのナレ死にしたところで、誰もがご存じの濃州のことですが、この大将決戦1日で雌雄が決するほど簡単じゃないことは、実はみんな知らないこと。様々な複合戦のなかのひとつが関ヶ原であり、全国各地で、この時期に同時多発合戦が繰り広げられていたのです。
たとえば。

北陸の関ヶ原(前田利長vs丹羽長重・大谷吉継)

丹後の関ヶ原(細川幽斎vs小野木重勝)

伊勢の関ヶ原(冨田信高vs毛利秀元・吉川広家・長束正家・安国寺恵瓊)

九州の関ヶ原(黒田如水vs大友義統)

信州の関ヶ原(徳川秀忠vs真田昌幸)

北の関ヶ原(上杉景勝vs最上義光・伊達政宗)
これらは通称されている呼称だが、少しは勝手に命名したものもあります。
とにかくここに洩れているであろう局地戦も含めれば、常に毎日どこかで戦さがあり、本戦で雌雄が決するまで継続された。秀吉が死してこの一瞬、豊臣家の為政下でありながら群雄割拠が繰り広げられたことになる。
そして、今回きりとる舞台は「東の関ヶ原」。夏の波濤では36回にわたり物語を綴っている。里見家はこの戦いに参じ、総大将・結城秀康を支えた。
とりあえずは資料作成に勤しんでおります。
宇都宮を中心とした関ヶ原は常にスルーされてきたが、結城秀康は功第一位である点を見逃したらいけない。コネ論功説が定説だが、家康という人物は、昨年の大河ドラマで描かれたような軽薄さなどなく、もっと老獪で現実主義者だと思う。関ヶ原で勝利したからといっても、あくまで政権は豊臣家にあって家康は一家老に過ぎないのが当時。コネや贔屓で論功の是非を身内で占めたらどうなるか、重々承知している。関ヶ原で家康に与した豊臣恩顧の武闘派さえも、結城秀康ならと認めた「何か」がなければ、とてもこの論功には結びつかないのである。
里見家はこの「東の関ヶ原」で何をして加増につながったのか、改めて考えてみたい。
お楽しみに。
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- 2017/02/10(金) 09:43:10|
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