散文小径

小説家です。時代小説を執筆しています。皆さまのご声援に支えられて描いております。よろしくお願いします。

里見氏城跡(稲村城跡・岡本城跡)国史跡指定記念―シンポジウム「関東戦国史のなかの里見氏」と祝賀のつどい―

 お知らせです。

 先にお知らせしましたこのシンポジウム。
 詳細について主催側からご一報頂きましたので、この場をお借りして周知仕る。これを機に、知らなかった戦国史を〈識って〉いただきますれば、これ幸いにて候。


                  ◆  ◆  ◆


 先ず、このシンポジウムは、長年、稲村城の保存活動に取組んで参りました主催者である
NPO法人安房文化遺産フォーラム・里見氏稲村城跡を保存する会
の努力と成果が、大きく国を動かし、文化審議会で新規に国史跡指定されたことを記念するものです。

 平成24年1月24日付・文部科学省告示第四号「官報(号外第15号)」に、しっかりと、このことが記されております。
 里見史跡としての快挙です。
 ここまで至るには、山あり谷ありのことと推察されます。あらためまして、NPO法人安房文化遺産フォーラム・里見氏稲村城跡を保存する会と、賛同された大勢の皆さまに、心から敬服申し上げます。

 戻ろう。

 今回のシンポジウム。
 次のようなスケジュールになっております。あくまでも予定ですので、当日の変更はご容赦の程。夢酔も得心します。皆さまもご承知くださいませ。


開催日  平成24年4月14日(土)
会 場  たてやま夕日海岸ホテル
開場時間 12時30分
開会時間 13時00分~

次 第  国史跡・里見氏城跡(稲村城跡・岡本城跡)の紹介
           〈映像と解説〉……遠山成一(千葉城郭研究会)
      講演 ……峰岸純夫(東京都立大学名誉教授)
             佐藤博信(千葉大名誉教授)
             滝川恒昭(千葉城郭研究会)
      シンポジウム
          ……峰岸純夫(東京都立大学名誉教授)
             佐藤博信(千葉大名誉教授)
             黒田基樹(駿河台大学准教授)
             滝川恒昭(千葉城郭研究会)
             コーディネーター:岡田晃司(館山市立博物館主任学芸員)

 催し(会場・カトレア)16時30分~
      劇団「貝の火」による人形劇 『南総里見八犬伝』出演の人形操演


 祝賀のつどい
      開場 17時30分
      開宴 18時00分~20時30分


 参加費  シンポジウムと催し 無料
      祝賀のつどい     7,000円(記念誌含む)
      記念誌別途購入   1,500円


 翌4月15日無料バス見学会「国史跡めぐり」(稲村城跡・岡本城跡)   
      ※ ただし、遠方からの宿泊者対象




 以上、ざっと駆け足でご案内申し上げました。
 正直云って、全国の歴史イベントと見比べても、決して見劣りしない豪華なシンポジウムではあるまいかと、夢酔は思う次第です。
 夢酔はくるのかって?
 はい。
 本日、参加費の振り込みと、出席ハガキを投函しました。あとはシンポジウムに前後する日程をやりくりできましたら、宿泊の申し込みするつもりです。だから、夢酔に会いたいという奇特な方は、ここで待ち伏せしていれば、たぶん、接触できます。でも、襲撃だけは勘弁してくださいませ。
 せっかくの来房。
 シンポジウムに付随して、いろいろ廻りたいという欲が、いっぱいです。

 夢酔のことばかりで恐縮ですが、皆さまも、春の房総半島を満喫してみませんか。そして、この「春の國」をかつては治めていた、里見氏の実像に触れてみてください。
 いつまでも、小田原北条氏の添え物と思われるのは、迷惑千万。
 里見氏は十分に、関東戦国史を彩る煌星です。
 どうか、その目で、バッチリとお確かめ下さいませ!

 待ってます。


 お申し込み・お問い合せは……
 里見氏稲村城跡を保存する会
 特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム
 〒294-0036 千葉県館山市館山95 小高記念館内
 TEL&FAX: 0470-22-8271



                  ◆  ◆  ◆



 戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「2014年に里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」
 皆さまの温かいご声援をお願いします。


 署名用紙はこちらに収納しております。
 活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの署名用紙をプリントアウトのうえ、支援の程よろしくお願いします!
 宛先は、ポスターのとおりです。ポスター





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  1. 2012/02/27(月) 21:36:13|
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シリーズ・里見家のおんなたち 9

 里見家に生を受けた女。
 里見家に嫁いだ女。
 円満な者も、不遇な者も、女たちの数だけ笑いもあれば涙もあったことでしょう。そんな里見家のおんなたちは、おおよそ、実名の残されていない者が多かったのです。院号または通り名で後世に伝えられる女性の逸話を、ひととき一緒に語りましょう。


 種姫。
 小田喜正木氏の盟主・正木大膳亮時茂の嫡男・大太郎信茂の正室。彼女は里見義堯の娘です。里見家の当主が家臣に娘を嫁がせることは、極めて高い信頼関係あったればこそと云えます。
 正木時茂はもともと義堯とともに犬掛で里見本家を凌駕した盟友。家臣というより、信の置ける共同経営者という立場です。これは、それぞれの先代の頃からの図式で、両者は幼少の頃から竹馬の友だったのかも知れません。
一国一城の主に長じた義堯をサポートする側になった時茂は、その頃の信頼関係を損なうことなく、両雄並び立たずを弁えてきました。その心根を知るからこそ、義堯も長狭方面の安定を図るとともに小田喜を攻略すると、そっくり時茂に経営を委ねたのです。
 里見と正木。
 安房と小田喜。
 両輪の如く阿吽のパートナー同士、次世代に期待を繋ぐのは当然といえるでしょう。里見家の後継者は小弓公方の娘・青岳尼を正室にしていたので、婚姻によるつながりは、自然と、時茂の子・信茂と義堯の娘・種姫との間で、ごく自然な形で収まったものと推察されます。

 正木時茂の死は、永禄4年(1561)4月6日。
 折しも越後の長尾景虎が小田原包囲を為して間もなくのことです。この包囲に、里見勢も加勢していることが、各種史料から伺えます。
 恐らく時茂最後の晴れ舞台こそ、この小田原陣だったに相違ありません。
 遠く越前の戦国大名・朝倉氏の重鎮・朝倉左衛門尉宗滴の著した史料『宗滴夜話』『宗滴話記』には、関東の優秀な武将のひとりとして、正木時茂が紹介されています。時茂は槍術に優れており、その恐るべき武勇から〈槍大膳〉と呼ばれていたこと等を知ることができます。その豪たる者の後継者として、正木大太郎信茂は期待を一身に負うのです。
 夫へよせる実家の厚い信頼。
 種姫にとっても、至福の時期だったかもしれません。

 永禄7年(1564)1月8日。
 第二次国府台合戦、この有無の一戦において、里見勢は北条勢に大敗するのです。この敗戦は里見氏にとって、取り返しのつかない状況へと転落するきっかけとなる出来事でした。そして、崩れる戦陣を支え、総大将である里見義弘を逃すため、正木信茂は壮絶な最期を遂げたのです。
 妻・種姫の失意は大きかったと思われます。
 小田喜正木氏を絶やさぬため、養子として憲時が跡を継ぎました。このことから、信茂種姫夫婦の子がなかったものと推察できます。
 
 夫の死後、種姫は22歳の未亡人。出家して尼となり、山奥の寺に隠棲して夫の菩提を弔う余生を送ったといわれます。隠棲した寺もいろいろ推測されそうです。安房国白浜に滝本山種林寺を建立し、そこに居していたとも伝えられますが、残念ながらこの一山は世に残されておりません。ただ、種姫を偲ぶ碑が、南房総市白浜町下沢地区に残されているそうです。
 夢酔、10月に白浜へご案内頂きましたが、この碑のこと、先に知っていればと、後悔しきり。熊野神社前面、市立白浜幼稚園裏手方面とのことです。今度、機会があったら行ってみたいですね。
 市原市朝生原には、種姫の菩提寺とされる宝林寺があります。晩年、白浜からここ宝林寺に移り住みました。

 江戸時代になって曲亭馬琴によって書かれた『南総里見八犬伝』。これに登場する「伏姫」は、この種姫をモデルにしたとのことです。

 余談ながら。
 正木信茂最期の地・国府台。この傍らに立つ和洋女子大学では、あるイベントが催されております。「里見祭」、まあ、いわゆる学祭でしょうか。たまたまネットサーフィンで発見したので、ご紹介に留めます。

「和洋女子大学」HP中キャンパスライフ記載
http://www.wayo.ac.jp/campus_life/festival.html

 平成の乙女たちも、種姫のことを存じ上げでしょうか?
 国府台古戦場に散ったひとつの恋物語だとしたら、ちょっと出来過ぎなところでしょうか。とまれ、里見の姫は戦国の世を、時にたくましく、時に儚く生きた足跡を残しております。



                  ◆  ◆  ◆



 戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「2014年に里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」
 皆さまの温かいご声援をお願いします。

署名用紙はこちらに収納しております。
活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの署名用紙をプリントアウトのうえ、支援の程よろしくお願いします!
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これまで記載した、「シリーズ・里見家のおんなたち」です。

シリーズ・里見家のおんなたち1
シリーズ・里見家のおんなたち2
シリーズ・里見家のおんなたち3
シリーズ・里見家のおんなたち4
シリーズ・里見家のおんなたち5
シリーズ・里見家のおんなたち6
シリーズ・里見家のおんなたち7
シリーズ・里見家のおんなたち8







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  1. 2012/02/22(水) 20:00:36|
  2. 随筆・あっそう!里見発見伝
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署名活動に愛とご理解を~!

里見氏大河ドラマ化実行委員会からお知らせです。

南房総市「第22回 南房総フラワーマーチ」で署名活動を行う予定です。
参加者はもちろん、応援されるご家族友人も、署名コーナーをみかけたら、どーぞご協力お願いします。

なので、南房総フラワーマーチの宣伝も兼ねて、ご周知仕ります。
第22回 南房総フラワーマーチ


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 戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。
「2014年に里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」

  1. 2012/02/18(土) 16:05:03|
  2. 里見関連広告板
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随筆・あっそう!里見発見伝

あらためまして。

移転したばかりで、上手に乗りこなしておりません。荒っぽい点が目に附くと思いますが、慣れるまで、温かい目で見守ってくださいませ。

従来の「あっそう!里見発見伝」(楽天blog版)は、1年間、コツコツとやってきた結晶です。
こちらに全て移記できればいいのですが、なかなか上手に出来そうにありません。そのため、閲覧用としてのデータベースになりますよう、置いてきました。当分、削除はございません。
ここで、はじめて、夢酔のことを知った方。
ここで里見氏に関心を持たれた方。
そんな方々のためにも、楽天blogの存在意義があるのだと思っています。


さて、初めての方もおられます。
夢酔のことと、このblogのテーマを、振り返りたいと思います。


わたくし、夢酔藤山。
小説書きでございますが、世に大成を為すほどの身の丈に達していません。ゆえに、志しだけは大きく抱くオッサンです。これまで大勢の方々から頂いた声援が、夢酔を前へと押し出している。そう信じて、今日も天に恥じぬ生き方を送っているつもりです。
過去の受賞歴も大きくありません。


平成12年  
 ◎ 第73回コスモス文学新人賞長編小説部門 (新人賞)
    作品名「奇本太閤記」
平成13年
 ◎ フーコー第9回短編小説部門(優秀賞)
    作品名「定家ひとり芝居」
平成14年
 ◎ 21世紀に残しておきたい郷土史大賞(優秀作品賞)
    作品名「狭霧の伝説」
平成15年 
 ◎ 第2回碧天文芸大賞(奨励賞)
    作品名「小町のひとりごと」
平成16年 
 ◎ 第14回健友館文学大賞(佳作)
    作品名「かほるこ 源氏物語異聞」
 ◎ 第1回愛知出版賞(優秀賞)
    作品名「閻魔の庁」
この間に大きな勝負を一度だけしています。歴史読本の第23回歴史文学賞に1次選考まで行けました
以後、賞取りより、持ち込み路線に転向しております。

〈主な連載作品〉
平成15年
 作品名「梅の花の咲く処」 西多摩新聞社(4月~翌年3月)
平成17年 
作品名「慶應四年儀三郎の正月」 西多摩新聞社新年特大号読み切り
平成18年 
作品名「梅花」 西多摩新聞社新年特大号読み切り
平成19年 
作品名「聖女の道標」 西多摩新聞社(7月~22年3月)
平成20年 
作品名「春の國」 房州日日新聞社(8月~翌年1月)

〈主な出版作品〉
「聖女の道標」

〈あちらこちら〉
平成19年 有志団体刊行物編集参加
「青梅・奥多摩地方に伝わる平将門伝説」(発行・山匠庵)
平成20年 劇団き楽座公演舞台作品の脚本執筆 
作品名「萩原タケ物語」(原作:聖女の道標)
平成21年 原画展にて講演会
「春の國」挿絵画家・山鹿公珠氏原画展にて講演会
そんでもって、現在は、「春の國」をきっかけに、房総里見会・全国里見一族交流会や大勢の方々に支えられ、里見氏モノの新作を長期構想中。馬琴さんの描いた八犬伝200年の呪縛を解き放ち、史実の里見氏像を紡ごうという、大それたことを摸索しております。
この機に、「里見氏大河ドラマ化実行委員会」が設立されたことを、最後に強く申し述べる次第です。
現在、各所で署名活動展開中。
皆さま、ご協力お願いしますね~


さて。

里見の話題が出たところで、このblogのテーマをズバリ。
「里見氏を、知ろう!」
首都圏に近いのに、八犬伝以外のことを、みんな知らないよね。
あれ、伝奇創作ですよ。
里見氏が江戸湾を巡り、どのように振る舞って小田原北条氏と対峙したのか。関東足利公方家にどれほど貢献していたのか。ふたりの天下人・豊臣秀吉と徳川家康にどう接して国を守り続けたのか。そして、どのようにして、歴史の闇に呑まれるが如く滅び去っていったのか……。
ねっ?
知らないことばかりでしょう?

このblogは、そういうところを、夢酔と一緒にみんなで知っていこうというものなんです。
だから、情報だって、バンバンとコメント頂けると、嬉しいのでございます。


じゃあ。
そろそろ、いいですか?
御一緒に里見氏を発見する散文小径で、迷子になりましょう。
ねっ……!




里見氏大河ドラマ化実行委員会からのお願いです。
活動の趣旨に御賛同いただけましたら、是非、こちらの署名用紙をプリントアウトのうえ、支援の程よろしくお願いします!
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  1. 2012/02/18(土) 09:20:12|
  2. 随筆・あっそう!里見発見伝
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新装開店

楽天blogがちょっと使いにくい。
自分の中でそう思ったので、引っ越しを思い立ちました。


今までありがとう。
散文小径

でも、ここも使いづらかったら、考えます。
お試しですね。

と、いうわけで、小説書きの夢酔藤山
どうぞ、お見知り置きを。
  1. 2012/02/18(土) 08:19:03|
  2. ご案内
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